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所得保障

2016年

論文 「老齢年金法の基本問題」社会保障法第31号(2016年)7-70頁

社会保障法学会第67回大会における報告をまとめたもので、西村淳「高齢期所得保障における公と私」、福島豪「公的老齢年金制度におけるスライド」、永野仁美「公的老齢年金制度における税財源の役割と機能」、太田匡彦「公的老齢年金制度における将来拘束」から成る。老齢年金制度に関する法的な基本問題を理解することができる。


論文 「各国の年金制度」年金と経済第35巻第1号(2016年)28-206頁

世界32カ国の年金制度について、沿革、制度の概要、改革動向などについてのまとめを2年ごとに更新している直近のもので、各国制度の比較をするのに参考になる。

2015年

図書 島村暁代『高齢期の所得保障 ブラジル・チリの法制度と日本』(東京大学出版会、2015年)


図書 西村淳編著『雇用の変容と公的年金』(東洋経済新報社、2015年)

雇用の変化が年金制度のあり方に大きく影響してきているという認識の下に、公的年金と雇用に関する総合的研究を行ったものである。法学的研究としては、関ふ佐子「公務員の年金と雇用」、丸谷浩介「マルチジョブホルダーへの厚生年金適用」、常森裕介「女性の年金権と雇用」、西村淳「年金給付の権利の規範的基礎としての雇用」、福島豪「ドイツの年金保険の適用拡大」が含まれている。

2014年

論文 「社会保障制度改革」論究ジュリスト第11号(2014年)4-88頁

「社会保障制度改革」の特集の1つとして、永野仁美「公的年金制度への信頼回復」、菊池馨実「基礎年金と基礎保障」が取り上げられており、近時の年金制度改正の経緯や課題を理解することができる。

2013年

図書 堀勝洋『年金保険法―基本理論と解釈・判例(第3版)』(法律文化社、2013年)

年金保険法の体系全般にわたりその制度趣旨・目的を解説している。法改正に伴い改訂された第3版が刊行されている。

2012年

図書 日本社会保障法学会編『新・講座社会保障法・これからの医療と年金』(法律文化社、2012年)

社会保障法学会により社会保障法の課題をとりあげた論文集の第3巻であり、年金については、中野妙子「基礎年金の課題」、嵩さやか「所得比例年金の課題」、岩村正彦「公的年金給付をめぐる法的諸問題」、永野仁美「障害年金の意義と課題」、江口隆裕「公的年金の財政」、渡邉絹子「老後所得保障における私的年金の意義と課題」がとりあげている。


図書 石崎浩『公的年金制度の再構築』(信山社、2012年)

公的年金の歴史、憲法との関係、公的年金の諸問題、改革案の内容、社会保険給付の法的性格などを整理した上で年金改革のあり方を論じており、年金制度改革について基本的な事項を理解することができる。

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